2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

現象学と言語学

現象学と言語学の関係とは、奇妙である。色々な設定された無自覚な枠組みの前提を基準としながら、ものごとをあれこれ解釈している現状にたいして、現象学はその無自覚な前提を反省する意味で、何か新しい方法を模索していたようなものである。すれば現象学…

エンクローズ階級とプロレタリアート階級 社会観なき個人主義

トインビーの 「歴史の研究」 5篇2章2項 では、内的プロレタリアートについて説明されている。一般的にプロレタリアートとは、共産思想によって比較的知られている無産階級の意味があるのだが、もっと広い意味で安定的な特権にあやかれない短期の従属獲得だけ…

素朴な疑問 回答例

【宇宙に果てって、あるの?】多分、宇宙に果てはありません。ただ存在する空間が存在すると思われます。おそらく宇宙の果てについて疑問が生じるのは、素朴な直線を延長させて存在を考えるために生じるもので、人間の思考が空間を包むよりも、すでに存在す…

神様はひとりぼっち

私もあれこれ旅をして来ましたが、どうやら神様はいるようだ。しかも神様とやらは、一人らしい。何やら人々が「神がいるとか、いないとか」と争ったり、あるいはそれぞれ各人が信じる神をもとに、宗教戦争など起こしたことも、じっと一人で眺めていたと、私は…